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第六期生 卒業式

2021年度卒業証書授与式

2022年3月5日(土)
6期生が安房医療福祉専門学校を卒業し、地域を担う医療人として新たな道へ一歩を踏み出しました。
式は厳粛に進められ、一人ひとりに卒業証書が手渡されると、みな誇らしい顔をしていました。
また、答辞では学生生活の思い出や教員、保護者への感謝が読み上げられると、涙する卒業生、ご家族もいました。その後、校歌、卒業の歌、送別の歌が合唱され、会場の空気が温まりました。
同期、教員、ご家族と写真を撮影したりと、名残を惜しむようでしたが、涙と笑顔があふれ和やかな時間が流れていました。
卒業生のみなさん、おめでとうございます。今後のご活躍をお祈りいたしております。

卒業生答辞

卒業生答辞

 冷たい風が落ち着き、穏やかな春の季節を感じられるようになった今日、こうして卒業の日を迎えることができました。このような良き日に、素晴らしい式を挙行してくださり、先生方をはじめとした関係者の皆様には心より感謝申し上げます。
 
 振り返ってみると、この学校に入学してからの3年間は、長かったようで、瞬く間に過ぎていきました。
 入学式、期待と不安を胸に、3年間をともにする新しい仲間と出会い、看護の道に進むための一歩を踏み出しました。

 誓いの日では、看護の灯りを受け取り、全員が同じ目標を胸に、決意を新たにしました。震える手でバイタルサインを測定したり、緊張しながら患者さまと会話をしたりと、慣れないことに戸惑いながらも、少しずつ成長していきました。

 2020年、新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るい、漠然とした不安に包まれる中、私たちは二年生になりました。緊急事態宣言が発令され、学校に通えなくなった時期もありました。久しぶりに仲間と再会できた時は本当に嬉しく、この不安を経験したことで、人と人が触れ合うぬくもりの大切さを強く感じることができました。
臨地実習では、患者さまを受け持つ責任を感じると同時に、思う様にいかないこともあり、看護の難しさを実感しました。しかし、初めてケアをした際、「ありがとう」と笑いかけてくれた患者さまの穏やかな表情は今も私の心に焼き付いています。

 最上級生となり、領域別の実習が始まりました。
 半年間という長い実習の中で、本当に色々なことを考え、学びました。実習のグループメンバーでお互いの患者さまについて共有しあい、どんなケアが最適か、どうコミュニケーションをとるべきか、様々なことを話し合いました。メンバーの受け持ち患者さまに良い変化があると全員で自分のことのように喜び、励ましあいながら、日々患者さまに向き合いました。メンバーがいたからこそ、長い実習でも毎日笑顔でいられたのだと思います。

 始まったばかりの頃は、緊張と不安で、目の前の患者さましか見えず、余裕がありませんでした。しかし、領域を重ねるごとに広い視野を持って患者さまと接することができるようになり、患者さまの望むことはなにか、個別性を尊重しながら考えることができるようになりました。半年間の実習が終わる頃には、それぞれの看護観も具体的になり、成長を実感できるようになりました。
すべての実習を経て、看護師は患者さまが望む姿になるためのきっかけとなるように援助することが大切だと気づきました。患者さまのできること、できないことを見極め、少しでも患者さま自身でできることを増やすために細やかな観察、個別性に合わせたケアをおこなうことで、患者さまを引っ張るのではなく、背中を押して傍に寄り添えるような看護をしたいと思います。

 実習も終わり、国家試験に向けての勉強が本格化しました。2年生のころから積み上げてきた必修対策により、高い意識で受験勉強に臨むことができました。また、仲間同士で切磋琢磨してきたことが実を結び、常に県で上位の成績を残す結果となりました。国家試験が近づくごとに不安な気持ちが強くなっていきましたが、クラスの雰囲気がいつも明るく、自然と笑顔になり、とても励まされました。
 この仲間だったからこそ、今までのことを乗り越えることができました。私は、この学校で出会えたみんなのことを誇りに思います。

 100年に一度のパンデミックにより、世界中でいろいろな変化がありました。苦しい思いもしてきましたが、その中でもこれから看護の道を歩んでいく私たちにできることは何かを考えさせられました。制約がある中でも患者さまを尊重し、ニーズにあった看護を提供するためにどうすればよいのか。この環境だからこそ学べたことであり、とても貴重な経験であったと思います。
 このような状況でも私たちのことを受け入れ、看護師の目線から、大切なことを丁寧に教えてくださった指導者の皆様、時に厳しくも、常に私たちのことを気にかけ、優しく寄り添ってくださった先生方には、感謝という言葉では表しきれません。そして、この3年間に限らず、ずっと私たちを支え、愛情深く育ててきてくれた家族の皆様。辛くて泣いていた時は励ましてくれ、いつも笑顔で送り出してくれました。見守ってくれてありがとうございました。

 こうして卒業の日を迎え、今ここに立っている私たちは、これから、それぞれ別の場所で看護師としての一歩を踏み出します。看護師として患者さまと向き合っているうち、心が折れそうになることもあると思います。そんな時こそ、初めて患者さまに「ありがとう」と笑いかけていただいた時に感じたあの特別な感情を思い出し、初心を忘れず、前を向ける看護師になりたいと思います。
 最後になりますが、たくさんの応援をしてくださった皆様に、心からの感謝を申し上げ、安房医療福祉専門学校のますますの発展を願い、答辞とさせていただきます。

令和4年3月5日
卒業生代表

学校長式辞

 校舎の前の梅の花が咲きほこるこの善き日に安房医療福祉専門学校(6期生)が卒業を迎えることとなりました。
卒業生の皆さんおめでとうございます。

 本来、皆さんを支えてくださった多くの方々をお呼びして式典を開くべきところですが、新型コロナ感染症の流行は治まらず、今回も昨年同様、縮小した式典となりました。しかし、ご家族の方には少人数ですがご参加いただきました。寂しさもありますが、温かさのある式典として記憶に残れば幸いです。

 6期生が1年生の時には台風15号と19号で、地元が大きな被害にあいました。自分たちが被災で苦しむ中にあっても病院ボランティアなどで活躍してくれた学生もおり、多くの人たちから感謝の言葉をいただきました。
 しかし、当時は、まだマスクをしておらず、私にはマスクなしの顔が思い浮かぶ最後の学年となりました。1年時の終わりからは新型コロナ感染症の影響をもろに受け、校内でもマスクを外すことがなくなりました。

 臨地実習も中止になることがあり、実習技術の習得にも苦労しました。ハワイ研修旅行もなくなり、学園祭も1年の時だけでした。楽しみは減り、周囲の環境変化には驚愕することが多く、同期生の中には脱落者が出ました。
 そのような中でも、皆さんは逞しく3年間を過ごしてきました。それが報われ、卒業証書を受け取ることができました。看護師国家試験は、当日の朝のトラブルにもかかわらず、全員合格できそうです。コツコツ貯金などの苦労が報われたものとうれしく思います。

 ただ、卒業は修了ではなく、始まりです。看護師として、日々進歩していくことが求められます。入職後2-3年は今まで以上に厳しい環境におかれることでしょう。病院でも新型コロナの下、そしてアフターコロナに向かって今までにない環境のもと業務が行われています。
 新人看護師の教育にも大きな変化がみられています。しかし、この学校では新しい局面にあってもそれを乗り越えるための教育を十分にしてくれています。皆さんには環境の変化に打ち勝つ力が十分養われています。自分を信じて進んでください。そして先輩たちと共に、早く地域医療を担う一員となってください。
 タスクシフティングも進む中で、看護の仕事も高度化、複雑化していきますが、看護の基本はやはり患者さまに寄り添うことです。正しい知識・技術のもとに患者さまの立場に立った看護ができるよう、切に願っています。

 学生時代と違い、これからはひとり立ちすることになります。辛いこともあると思いますが、悩みを一人で抱え込まないようにしましょう。
 入学時に話した一生の宝物となる、親友はできたでしょうか。悩みを相談するには、境遇も、感性も近く格好の相手でしょう。
他の同期生や先輩に、そして家族に相談することも良いでしょう。それでも解決しなかったり、周囲には相談しにくかったりした時は学校も利用してください。人生の先輩がそろっています。学生時代厳しかった先生たちがやさしく親身になって話し相手になってくれます。
 そして、皆さんが進歩を続け、患者さまからの感謝の言葉を得る喜びにたくさん遭遇することを祈っています。そして皆さんの前途が洋々としたものであることを願って式辞と致します。

令和4年3月5日
学校長 水谷 正彦

入学資料・願書請求
オープンキャンパス

Event Report

安房医療福祉専門学校で行われるイベントをご紹介します。