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第五期生 卒業式

2020年度卒業証書授与式

2021年3月7日(土)
5期生25名が安房医療福祉専門学校を卒業し、地域を担う医療人として新たな道へ一歩を踏み出しました。
新型コロナウイルスの感染拡大を懸念し、卒業生と教職員のみで行いましたが、心温まる式となりました。
式は厳粛に進められ、一人ひとりに卒業証書が手渡されると、みな誇らしい顔をしていました。
また、答辞では学生生活の思い出や教員、保護者への感謝が読み上げられると、涙する卒業生もいました。その後、校歌、卒業の歌、送別の歌が合唱され、会場の空気が温まりました。
式終了後には教職員に卒業生から花束や手紙の贈呈がありました。
同期、教員、ご家族と写真を撮影したりと、名残を惜しむようでしたが、涙と笑顔があふれ和やかな時間が流れていました。
卒業生のみなさん、おめでとうございます。今後のご活躍をお祈りいたしております。

表彰者

千葉県知事賞

森田 彩

千葉県看護協会会長賞

北條 忠輝

理事長賞

小泉 理恵

学校長賞

中村 由希子

卒業生答辞

卒業生答辞

 桜の蕾も膨らみ始め、暖かな日差しに春の訪れを感じるこの良き日に、私たち卒業生二十五名は無事卒業の時を迎えることができました。先生方をはじめ在学生の皆様、このような素晴らしい式典を挙行していただき、卒業生一同、心より感謝申し上げます。
 
 私たちを取りまく医学は日進月歩しています。昨年を振り返ると、新型コロナウイルス拡大に伴い私たちの生活も医療のあり方も変わりました。私たちは今、看護に何が求められているのかということを常に情報収集し、人間の命の尊さを知り、看護師としての責任と役割の大きさを受けとめ、患者様一人ひとりに接していかなければならないと感じています。

 今思えば、この三年間は長いようで一瞬の出来事のように感じます。そして、今日に至るまでの道のりは決して一人ではたどり着けるのもではありませんでした。
 入学前、自宅に届いた教科書の量の多さに圧倒され、不安と看護の道へ進む期待を胸に、入学しました。バックグラウンドが違う新しい仲間と出会い、講義が始まると初めて触れる専門用語や看護技術などの難しさから、何度も心が折れそうになりました。しかし、日に日に変わっていく喜びもあり、真っ白なユニホームが届き初めて袖を通し、鏡を見た時は少し看護師らしく見え恥ずかしさを感じながらも喜びを感じたことを今でも覚えています。
 ろうそくの灯りのもと、厳かに行われた誓いの日では「私たちに関わる全ての方に感謝の気持ちと、命と関わるものとして責任をもち、看護の道を歩んでいくこと」を誓い、看護の道を進む決心を深めました。看護技術を磨くため、日々仲間たちと放課後遅くまで練習し、意見を出し合い技術練習に明け暮れました。
  
 二年生になり初めてできた後輩の姿は、先輩として自分たちの成長を感じさせてくれました。
看護の基礎を学ぶ二週間の実習では、患者様を受け持つ責任を感じました。先生や臨床指導者の方々の様々な指導を通して、看護の展開をすることができ学びを深めることができました。また、患者様からの「ありがとう」や「立派な看護師になってね」と言う温かい言葉と笑顔に何度も励まされ、より一層、看護師になる決意、目指すものが誰のためになるのかを改めて認識することができました。
ハワイ研修では、海外の病院や施設を訪問させいただき、日本と看護の現場の違いを学ぶことができました。また、研修の間にフリータイムも多くあり仲間と共に楽しく過ごし、日本では経験できない学びや触れ合い、体験を通すことで大切な思い出となりました。

 去年の一月からコロナウイルスが各国で拡大する中、日本でも緊急事態宣言が出されました。私たちは春休みであり、「学校はいつから始まるのか。実習はあるのか。」と不安がつのる日々でした。その中、学内での実習と病棟実習と今までにない形態で実習が始まりました。これもひとえに、実習先が受け入れ体制を整えて下さったこと、そんな中患者様が心よく承諾してくださったことには感謝の気持ちでいっぱいです。

また、学内でも自粛のルールを作ることや感染対策を徹底するなど学校職員の方々、在校生の協力があったからこそ、実施することができました。改めて沢山の人の支えがあるからこそ、勉学に励むことができることを身にしみて感じました。
 
 ナイチンゲールは「自分が経験したことがない痛みに対しても、痛みを感じることができる感性が看護である」と述べられています。
私が受け持たせていただいた患者様は認知症の進行により日常会話さえ難しく、車椅子乗車しているときも険しい表情で落ち着きがありませんでした。私の看護観として患者さんの心に寄り添うために、意思疎通が取れない中、本人の話を傾聴しました。「この看護で合っているのか」「寄り添うことができているのか」と何度も悩むことがありました。その中で先生方や臨床指導者さんのご指導のもと、グループメンバーと学びを深めていくことにより、意思疎通が取れないという不安から混乱が起きているのではないかと考えられ、不安になる時間を軽減できるよう回想法を実施しました。
結果、患者様の好きな食べ物や出身地の親しみのある海の写真など用いて会話をすることにより、「これ、美味しいよね。」「懐かしいな。」と今まで見られなかった笑顔が見られました。また、足浴ケアでは「やだやだ。」と始めは混乱する姿が見られましたが、使用するものを一つ一つ患者様に見せながら説明したり、表情や声のトーンを工夫することにより、不安の軽減につながり、実施することができました。下肢をお湯につけた時の「あー。温かいね。ありがとう。」と患者様のほっとする表情や言葉はとても嬉しくて今でも鮮明に覚えています。
 ナイチンゲールが述べていたように看護師は常に相手の立場になり考えなくてはなりません。そのためには常に看護師は白紙であり、患者さんの真のニーズを見つけるために観察力、感性、コミュニケーションの技を磨き、柔軟に対応するということが大切であると学ぶことができました。 

半年間の実習を通し、少しずつ個別性がある看護展開ができたと思います。また、グループメンバーと共に「がんばろう」と声を掛け合うことで切磋琢磨し、乗り越えることができました。学んだ事は多く一人一人異なりますが、全員が患者様のことを一番に考えていた事は同じだと思います。

実習がおわり卒業試験の時期を迎えました。国家試験に向けて本腰を入れて取り組んだ時期でもあり、今までの人生で一番勉強したといっても過言ではないくらい、必死で勉強しました。国家試験に向けては不安がありましたが、先生方、在校生からの応援に背中を押され、より一層真剣に勉強に励むことができました。

私たちがここにいられるのは時に厳しく看護の道を導いてくださった指導者の方々や先生方、優しく見守ってくださった学校の職員の皆様のおかげだと思います。また、実習先まで私たちを安全運転での送迎や集中できる環境を作って下さったスクールキーパーさん、ありがとうございます。沢山の人に支えられて、今日、卒業を迎えることができました。私たちは、この安房医療福祉専門学校を誇りに思います。
 そして、本来ならば今日、ここに保護者の方々がいるはずでしたが、感染予防のため、ご列席いただくことができませんでした。つらくて夢を諦めそうになった時も最後まで喝をいれ励ましてくれ見守ってくれた家族のみんな、本当にありがとう。これからも見守っていてください。

 私たちはこれから、それぞれの道を進みます。患者様の人生のひと時に関わらせていただいたことに感謝し、看護師になると誓った初心を忘れずに、日々成長して行けるように探究心をもって学習し、努力を惜しまず進んで行きたいと思います。
最後になりましたが、ご支援を賜りました皆様方に、心から感謝を申し上げ、母校がますます発展されることを願い、答辞の挨拶とさせていただきます。

令和3年3月7日
卒業生代表 栗山 莉佳

学校長式辞

 春の暖かさを感ずるこの善き日に安房医療福祉専門学校の25名が卒業を迎えることとなりました。
卒業生の皆さんおめでとうございます。
本来、皆さんを支えてくださった多くの方々をお呼びしての式典を開く予定でしたが、新型コロナの流行は収まらず、今回も昨年同様、縮小した式典となりました。寂しさもありますが、温かさのある式典として記憶に残れば幸いです。

 5期生は私が校長になった年の入学でしたが、人数の少ない学年でした。1年時には西日本豪雨や北海道地震など災害の多い年でしたが、遠方での出来事でした。2年時には台風15号と19号で、地元が大きな被害にあいました。自分たちが被災で苦しむ中にあっても病院ボランティアなどで活躍してくれた学生もおり、多くの人たちから感謝の言葉をいただきました。3年時には新型コロナの影響をもろに受け、実習にも苦労しました。極めつけは看護師国家試験の前泊時の地震だったかもしれません。そのようななかでも逞しく3年間を過ごしてきました。ハワイ研修旅行など楽しいこともあったでしょうが、それ以上に周囲の環境変化に驚愕することが多く、少ない同期生の中にも脱落者が出ました。しかし、皆さんは良く頑張り、それが報われ、卒業証書を受け取ることができました。国家試験も全員合格することでしょう。

 卒業は、修了ではなく、始まりです。看護師として、日々進歩していくことが求められます。入職後2-3年は今まで以上に厳しい環境におかれるかもしれません。病院でも新型コロナ下、そしてアフター・コロナに向かって今までにない環境のもと業務が行われています。新人看護師の教育にも大きな変化があることでしょう。しかし、この学校では先生方が新しい局面にあってもそれを乗り越えるための教育を十分にしてくれています。また、環境の変化に十分打ち勝つ力も養われています。自分を信じて進んでください。そして先輩たちと共に、早く地域医療を担う一員となってください。タスクシフティングも進む中で、看護の仕事も高度化、複雑化していきますが、看護の基本はやはり患者さまに寄り添うことです。正しい知識・技術のもとに患者さまの立場に立った看護ができるよう、切に願っています。

 学生時代と違い、これからはひとり立ちすることになります。辛いこともあると思いますが、悩みを一人で抱え込まないようにしましょう。家族や同期、先輩に相談することもよいでしょう。困った時は学校も利用してください。教職員に愚痴を聞いてもらうだけで立ち直ることも期待できます。後輩を激励にきて逆に立ち直りのきっかけになることがあるかもしれません。くれぐれも一人の殻に閉じこもらないようにお願いします。

 皆さんが進歩を続け、患者さまからの感謝の言葉を得る喜びにたくさん遭遇することを祈っています。そして皆さんの前途が洋々としたものであることを願って式辞と致します。

令和3年3月7日
学校長 水谷 正彦

卒業式

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