教育 ハワイ研修 (海外研修旅行)

ハワイ研修 2019 (5期生から海外研修ご報告!)

2019年10/9(水)から10/15(火)までの5泊7日の日程でハワイ研修に行ってまいりました。
研修中の様子をご紹介させていただきます。

|  ハワイの病院の見学

Tripler Army medical center見学

 一番印象的だったのはICUです。とても広い個室になっており、ベッドは仰臥位から立位まで電動で行え、患者さまご自身やご家族でも体位変換ができるようになっていました。

 柱には吸引機や電子モニター、心肺蘇生装置などが付いていて、スライドさせ簡単に動かすことができる仕組みです。

 面会は24時間可能で、病室も洗面台の中にトイレが収納されていたり、リクライニングソファーまであり、過ごしやすい環境が整備されていました。

病院スタッフからの施設説明
ICU見学

| ハワイの高齢者施設見学

Kahala Nui 見学

 施設全体がまるでリゾートホテルのような高級高齢者施設です。自立生活・介護・包括的な看護や認知症ケアが提供されています。

 施設内には高級感漂うレストランが7つもあり、ラウンジでは入居者が楽器で音楽を楽しまれている様子が見られ、日本では想像できないような施設でした。また、自立した日常生活を送ることができる居宅があり、一人暮らしに近い環境で必要に応じて介護を受けるという形でした。入居者はハワイアンスタイルでリラックスした生活を過ごしていました。

日本とアメリカの医療の違い

 一番の違いは医療制度であると感じました。アメリカでは公的医療機関を除き、任意で加入する保険が高額になっています。医療費は医師や病院、診療所、保険会社で異なっています。救急車も基本料金に加え、距離数に応じて料金が発生するという違いがあります。
 日本では誰もが平等に医療を受けるできることができますが、アメリカでは財産がある国民が、より高度な医療を受けることができます。医療施設と介護施設ともに、日本とは違うところが多いと感じました。
 一方で面会を24時間推奨していたり、スタッフとも楽しく会話していたりと、患者さま、ご家族、ご利用者を一番に思う気持ちは両国ともに共通しているのだと感じました。

日本とアメリカの看護師の役割の違い

 急きょERの受診に付き添うことになり、アメリカの医療現場に触れました。間近で見学して驚いたことは、初めに看護師がトリアージ(患者さまの重症度に基づいて、治療の優先度を決定)をし、症状を判断するなど、日本での医師の役割を看護師が担っていたことです。
また、採血、検査、モニターの確認だけではなく、検査結果の説明、帰宅の説明なども全て看護師が行っていました。説明も日本では医師の役割ですが、看護師が行っており、アメリカとの医師、看護師の役割の違いに驚きました。
 日本では看護師が、より高度で幅広いスキルの向上が求められていますが、アメリカの医療現場に触れ、それを実感しました。

| フリータイム・ランチ・ディナーの様子

 学習の時間だけでなくフリータイムも多くあり、仲間と共に楽しく過ごした大切な思い出もたくさん出来ました。
 日本では経験できない学び・触れ合い・体験を通し、楽しいだけでなく記憶にも身にも刻まれる時間を過ごすことができました。

安房医療福祉専門学校

TEL
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FAX
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